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美味しいコーヒーの淹れ方

 
 

ホットコーヒー編


 
1杯分 160ccが目安です。
 

 
● 粉の計量は正確に。
 1杯分=約10g、2杯=18g、3杯=25gが当店のおすすめです。
● 沸かしたてのお湯を使いましょう。
● 口の細いポットを使うと、湯量のコントロールがしやすいです。
● カップはあらかじめ温めておきましょう 。

● 新鮮なコーヒーの場合は、お湯の温度は85度 前後が適温です。

 焙煎から日にちが経ったコーヒーの場合は、風味が乏しくなっていて、湯を保つ力も低下しているため、
 90度くらいの高めの温度での抽出がおすすめです。
● 熱湯で抽出すると、苦味・雑味が出やすくなりますのでご注意ください。
● 抽出にかかる時間は、1杯で約3分、2杯では4分半ぐらいです。
● 途中で作業が止まったり、時間がかかり過ぎるとえぐみ・渋みなど余計な苦味が出てしまいますので、
● 後半は湯量を少し太くして、時間がかかり過ぎないように抽出するのがコツです。
● 熱いコーヒーがお好きな方は、温めてお飲みください。
 その際は、沸騰させないようにご注意ください。

アイスコーヒー編


 
1杯分 120ccが目安です。
 
コーヒー多め、湯量少な目で、濃く抽出するのがコツです。

1杯分=約15g、2杯=25g、3杯=33gが当店のおすすめです。
HOTと同じように抽出し、氷の入ったグラスに注いで完成です。 
 
アイスコーヒーには深煎りの豆が適しています。
イタリアンブレンド・ケニア・マンデリンなどがおすすめです。
また、酸味系のタンザニアもコクがあり、美味しいアイスコーヒーが出来ますので、
是非お試しください。
 
暑い日には、手軽な水出しコーヒーもおすすめです。
     
 
 ※ カフェオレも、コーヒー多め・お湯少な目で作ると美味しく出来ます。  

 
それでは、淹れてみましょう

 

ここでは、三洋産業さんのドリッパーとペーパーを使い、
透過型(式)で 淹れてみます。
メリタをお使いの方は、浸漬型(式)になりますので、
メーカーさんのHPで、淹れ方をご確認ください [ メリタHP ] 
 
 

 1.
道具を準備します。
細口のポットはていねいな抽出が出来ますので、是非とも揃えていただきたいアイテムです。
サーバーは抽出量がわかれば、どんなものでも構いません。
温度計がある方はお湯の温度を測ってみて下さい。 

ペーパーの折り方
 
2.

濾紙の側面を折り、底は側面と逆の方向に折ります。
ペーパーをドリッパ-にセットします。
ペーパーが浮いてしまう場合は、折り方で調節して下さい。

 
コーヒーの粉をドリッパーにセット

 
 3.
今回は2杯分を抽出するので、コーヒーは18g使います。
粉の表面が平らになるように、ドリッパーをゆすって均一にならしましょう。
 

サーバーやカップを温める

 
4.
サーバーやカップは、予め温めておきましょう。
このひと手間で温かさをキープできます。

温度計でお湯の温度を計る

 
5.
お湯の温度は、83~85度がおすすめです。
温度が高くても低くても、コ-ヒ-のうま味は充分に抽出されません。
熱湯で注ぐと、雑味や苦味が際立ってしまいますのでご注意ください。
やかんのお湯をポットに移しかえると、大体90度以下になります。
さらに水を少量足すなどして調節してみてください。  

お湯の軌道 細口

 
6.
まずは、お湯の軌道をチェック。
垂直にコーヒーに湯が落ちるよう心がけましょう。
なるべく2mm~3mmの細さをキープします。
ポットの傾け方や持ち方など、コツがつかめるまで何度か練習してみて下さい。 
手だけで注ごうとせず、体全体を使って注ぐようなイメージでポットを回すと安定すると思います。

コーヒーの抽出1湯目

 
7.
それではまず1湯目。
お湯をそっとおくようなイメージで、真ん中から500円玉くらいの円を描きながら静かに注ぎ入れます。
サ-バ-に数滴落ちる程度で止めて20~30秒蒸らします。

コーヒーの抽出蒸らし

 
8.
蒸らし中。
この蒸らしがとても大事です。
 
新鮮な豆の場合、ここでムクムクと膨らんできます。
(新鮮な豆=煎りたて、挽きたて)
 
浅煎りや深煎りの場合、炭酸ガスの発生が少なく、新鮮な豆でも膨らまない場合があります。 

コーヒーの抽出 2湯目

 
9.
2湯目。
ポットの先は、粉の近くに、2㎜~3㎜の細さをキープしながら外側に円を描くように静かに注ぎます。
新鮮なコーヒーの場合は、中央が膨らんで注ぎやすくなります。
ドリッパーの淵にできる「コーヒーの壁」は崩さないようにしましょう
コ-ヒ-の粉が濾過層の役目をします。 

コーヒーの抽出 3湯目

 
10.
3湯目。
お湯が完全に落ちきる前に次の注湯をします。
2湯目と同じように「の」の字を描きながら外側ヘ円を描きます。
 

コーヒーの抽出 4湯目

 
11.
4湯・5湯目は、先ほどより少し湯量を太くします。
あまり抽出に時間がかかり過ぎないようにしましょう。
1杯は3分程度、2杯の場合は4分~4分半程度が目安です。 
 

コーヒーの抽出 サーバー
 

12.
サ-バ-の目盛りを確認しながら注湯を続け、予定の抽出量の目盛りになったら終了です。
コーヒー粉の上にある泡にはえぐみなどの成分が集まっていますので、ドリッパーのお湯が落ちきらないうちにドリッパーをはずしましょう。 

コーヒーの抽出 カップに注ぐ
 

13.
熱いコーヒーがお好みの方は、温め直してお飲みください。
その際、沸騰しないように注意しましょう。
 

コーヒー お菓子を添えて
 
bon appetite
 
召し上がれ

 
    

コーヒーカップと焼き菓子
 
 
 

  

 
   ワンポイント・アドバイス!

コーヒーは、粉の挽き具合、お湯の温度、抽出スピードで味が変わります。
 
細かく挽くと濃くなり、粗く挽くとあっさりしたコーヒーになります。
またお湯の温度も大事で、温度が高いと苦味・雑味などが強く出てしまい、逆に温度が低いとコーヒーのエキスが十分に抽出されない場合があります。
また、ドリッパーとペーパーフィルターによって、抽出のスピードに違いが出ます。
お使いの道具の特徴を掴んでおくと、味のコントロールがしやすくなります。
 
 
酸味が強いと感じたときは、コーヒーを細かく挽き、お湯の温度を少し高め(約90度)にすると酸味が抑えられます。
逆に苦いと感じたときは、粗めに挽き、83度くらいの温度で抽出してみて下さい。苦味が抑えられます。
 
焙煎から時間が経った(古い)コーヒーは風味が乏しくなっているため、やや高めの90℃くらいで淹れた方が、味を引き出せることもあります。
 
ただしお湯の温度が高すぎると、雑味やえぐみなど余計なものまで抽出してしまい、コーヒーが持つ風味(美味しさ)などの魅力が感じられなくなってしまいます。
沸騰したてのお湯(95度以上の高温)での抽出はおすすめ致しません。
 
コーヒーは、美味しいところだけをいかに抽出するかがポイントになりますので、温度や挽き方、抽出時間(湯量)などで、お好みの味になるよう色々試してみて下さい。
 
 

...

  おまけのハナシ

一杯分10gの使用量は、当店の豆の場合の目安です。
欠点豆を多く含む豆や焙煎が不十分な豆では、1杯に20g以上使わないと味が出ない事もあります。
店によって推奨の豆の量が違いますので、購入店でご確認ください。